保険

積立NISAやiDeCoが途中で払えなくなった場合の選択肢

積立NISAやiDeCoが途中で払えなくなった場合の選択肢

投資や年金は長期積立することで高いリターンを得られます。
長期積立が基本のため払い続けるのが一番ですが、途中で掛け金を払えなくなったらどうなるかはとても重要です。

この記事では、長期積立で掛け金が払えなくなった場合の選択肢を非課税投資のiDeCo(個人型確定拠出年金)、積立NISAを例に紹介します。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛け金ストップ・減額はできるが解約はできない
・iDeCo(イデコ)は掛け金最低5,000円、口座維持手数料が発生し続ける
・積立NISAは掛け金ストップ・減額・解約はいつでもできる
・長期契約では掛け金が払えなくなったときの選択肢をしっかり確認する

●iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛け金ストップ・減額はできるが解約はできない

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、自分で運用先を選ぶ年金です。
いくら受け取れるかは運用成績によって異なり、60歳になるまでわかりません。

ですが掛け金が全額所得税控除の対象となるので定期収入のあるサラリーマンには有利です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)のデメリットは60歳までお金を引き出せないことです。

iDeCoは掛け金を途中でストップ・減額することができますが、解約は基本的にできません。

減額しても最低掛け金は月5000円で、口座管理手数料も別途発生します。
国民年金基金連合会に支払う「事務手数料」、信託銀行に支払う「資産管理手数料」合計で年間2,052円(税込)も必要です。

つまり払えなくなると費用だけが発生して損です。
掛け金全額控除という大きなメリットの裏には、解約できない・費用が発生し続けるというリスクもあるのです。

●積立NISAは掛け金ストップ・減額・解約はいつでもできる

積立NISAとは長期・積立・分散投資に適した商品限定の少額非課税投資です。

積立NISAは掛け金を途中でストップ・減額することができます。
解約もできますが、すぐにお金が必要でなければ休止の方が良いでしょう。

長期にわたって資産を凍結されることは、大きなデメリットとなります。
積立NISAはいつでも引き出しができ、掛け金のストップ&減額にも制約がないのでイデコに比べて自由度が高いです。

●長期契約では掛け金が払えなくなったときの選択肢をしっかり確認する

投資の基本は長期積立によって大きな利益を得ることですが、想定外の出来事はいつでも起こります。
会社や自分自身、家族の健康上のトラブルで、収入が途絶えたり減ったりすることもあります。

長期積立が基本でも万一続けるのが難しくなった時、自由度が高い方がリスクは低いです。
これは住宅ローンや保険契約にも同様ですが、長期に渡って支払いの義務が発生する契約は注意が必要です。

掛け金が払えなくなったときの選択肢をしっかり確認して、無理のない範囲で始めましょう。

●まとめ

長期積立で掛け金が払えなくなった場合の選択肢を紹介しました。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛け金ストップ・減額はできるが解約はできない
・iDeCo(イデコ)は掛け金最低5,000円、口座維持手数料が発生し続ける
・積立NISAは掛け金ストップ・減額・解約はいつでもできる
・長期契約では掛け金が払えなくなったときの選択肢をしっかり確認する

こえふ
元保険屋でシングルマザー。最近はマスクの弊害を伝える漫画を書いてます。生活コストの減らし方、節約・投資・保険・ミニマリストなどお金に関するお得な情報を発信中。
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