夏のパジャマに最適!浴衣寝巻きで快眠とリラックスをゲット
寝る時って、何を着てますか?
パジャマ、Tシャツ、短パンなどいろいろあると思いますが、私は浴衣を着ています。
浴衣といってもお出かけ用のではなく、旅館やホテルに置いてある浴衣寝巻きです。
締め付けゼロでとてもリラックスできるので毎日愛用しています。
この記事では、一年中浴衣寝巻きをきている私が実際に使ってみて感じた浴衣寝巻きのメリットデメリットと選び方について解説します。
メリット
・締め付けゼロでリラックスできる
・脇の部分が開いてるので夏でも涼しい
・袖や裾が長いので冷房による冷えを防ぐ
・通気性・吸湿性抜群で快適
・妊娠中や授乳中でも使えて便利
デメリット
・はだけやすい
・売ってる店が少ない
・通販だと柄が選べないことが多い
選び方
・綿100%にする
・気候により二枚合わせと使い分ける
・付属の帯より伊達締めの方がはだけにくい
●締め付けゼロでリラックスできる
これが一番のオススメポイントですね。
通常のパジャマでも基本的にゆったりしたデザインですが、ウエストにはゴムが入ってるし、構造上汗をかきやすい脇や股の部分は蒸れやすかったりします。
また寝てる間は汗をたくさんかきます。冬でもコップ一杯分の汗をかくと言われます。
ですが浴衣寝巻きなら締め付けがなく通気性・吸湿性が良いので蒸れずに快適です。
●浴衣寝巻きは構想上寒暖差への対応がしやすい
夏でも冷房が効いて寝るときに寒いことがありますよね。
だからといって冷房を消すと暑いし…ということで浴衣寝巻きが真価を発揮します。
私は二の腕が冷えやすいのですが、浴衣だと袖があるので冷房の風を防いでくれます。
鹿の袖の下には身八つ口と言って脇の部分が開いているので汗をかいても快適なんです。
足元も、パジャマと違って裾が上がりにくいので冷えを防ぎます。
寝た姿勢で裾をヒラリとかぶせるだけでかかとまで覆うことができるので寒い時にはかけ、暑い時にははだけさせることで体温調節も簡単です。
ウエストの締め付けをなくすだけならネグリジェタイプのパジャマでも良いのですが、これだと足やお腹が冷えやすいんですよね。
寝てる間に裾が上がるのと、お腹周りに空間ができるので熱が逃げやすいのだと思います。
浴衣寝巻きなら、ウエスト部分にしっかり巻きつけるので通気性を確保しつつも冷えを防ぐ、絶妙なバランスを保てます。
逆に冬場は、空気をしっかりまとうことができるので暖かいですよ。
●妊娠中・授乳中も使える万能寝巻き
浴衣寝巻きは妊娠中や授乳中でもそのまま使えます。
出産などで入院する際にも前開きのパジャマを指定されますが、浴衣寝巻きなら入院にも対応できます。
お腹が大きくなってきてきたら帯の位置を変えたりして調節ができるし、授乳も少しずらすだけでできるので簡単です。
ボタンのつけ外しをしなくていいので夜中は重宝します。
昔の人は和服しかなかったし、良く考えて作られているんですね。浴衣寝巻きは機能的にも万能で素晴らしいです。
身八つ口はもともと体温調節のほか、授乳のために開いているそうです。
だから男物の浴衣には身八つ口はありません。
●浴衣寝巻きのデメリットと、対策はこれ
そんな良いことづくしの浴衣ねまきですが、デメリットははだけやすいことです。
これは旅館やホテルで浴衣を着た際に経験があると思います。
どうしても一本の帯で締めるので、はだけやすいんですよね。
対策としては太めの帯に変えることで、だいぶ改善されます。
旅館用の太めの帯も売っていますが、厚みが出て寝る時邪魔になりそうな気もします。
旅館の帯も結構厚手ですもんね。
●浴衣寝巻きのはだけ対策には伊達締めがオススメ!
そこで私が使っているのが、着物用の伊達締めです。
伊達締めとは着物の着崩れ防止のために締める薄い帯のようなものです。
柔らかくて結びやすく、緩みにくいです。
絹なので通気性も良く、薄いので寝る時にも邪魔になりません。
正絹伊達締めは通販で2000円以下で手に入ります。
柄も綺麗な博多織で、選ぶのも楽しいですね。
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ベーシックな白地に紺の柄の浴衣になら、どれでも合いそうです。
私も2本持っていて、気分で使い分けています。
絹なのであまり洗わない方が良いですが、汚れが気になった時だけネットに入れて洗濯しています。
新品の時もノリが効いていて硬いので、何度か洗ってからの方が柔らかくて使いやすくなります。

伊達締めの締め方はリボン結びでも良いのですが、2回からげて交差させてから端をしまい込むのが正式です。
気になる方は詳しくは伊達締め 結び方で検索してください。
リボン結びでも問題はないですよ。
甚平のように反対側に紐を縫い付けてはだけないようにする方法もありますが、結び目が当たって寝づらいので私は却下でした…
あまり気にならない方はこれでも良いかもしれません。
●浴衣寝巻きは通販だと柄が選べないことが多い
これも浴衣寝巻きのデメリット。
実店舗ではなかなか置いてないため、通販に頼ることが多くなりますがその場合、柄はお任せになることがほとんどです。
お店で買う場合は介護用品のコーナーや、大きい売り場だとパジャマコーナーに置いてあることもあります。
ただし値引きされてないので割高な印象です。
入院や介護は常に需要があり、流行もないためかいつも定価です。
そのため、ポイントのたまる通販の方が価格はお得です。
通販では紳士用か婦人用という選択肢がありますが、婦人用なら花柄です。
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どれもそこまで印象は変わらないのでどうしてもこだわりたい!というのでなければ通販で良いでしょう。
色が選べるところもあります。
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●夏に二重袷は暑いので注意!
浴衣寝巻き選びで一番注意しなければならないのがこれです。
ほとんどの浴衣ねまきは二重袷(あわせ)という、ガーゼの裏地が全面に付いているタイプです。これだと夏は暑いので気をつけましょう。
夏でも常に冷房を入れていたり、寒がりの人は大丈夫だと思います。
夏は背中部分にだけガーゼのついたタイプを選ぶようにします。

こちらは高島ちぢみ製で涼しい夏用です。
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こちらは二重袷です。
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特に表記のない場合は二重袷だと思いますが、表記のある所で買う方が安心ですね。
夏以外は、二重袷で良いでしょう。
冬は上に半纏を着ています。
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●浴衣寝巻きは綿100%が真価を発揮する
ネットで探してるとたまにポリエステルの混じった浴衣があります。
華やかではっきりした柄のものや、業務用に多いです。
ですが私のオススメは綿100%です。
ポリエステルが入ると通気性・吸湿性が下がり蒸れやすくなります。
その分シワになりにくいというメリットもありますが、どうせ家でしか着ないので快適さを重視した方が良いと思います。
可愛い柄が良いなら、和ざらしガーゼの素敵なのもあります。
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ちょっとお高いですが、クオリティも高く毎日着るなら十分元は取れそうです。
●まとめ
浴衣寝巻きは送料込みで2,000〜3,000円で買うことができます。
ですが付属の帯でははだけやすいので、伊達締めと合わせた方が快適です。
一度付属の帯で使ってみて、もう少ししっかり締まる方が良いと感じたら買い足しても良いですね。
また手持ちの浴衣や着物を自分でリメイクするのもオススメです。
裾と袖を好きな長さにカットして端を縫うだけです。帯は伊達締めにすれば柔らかく使いやすいです。詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
浴衣をリメイクして寝巻き(パジャマ)にするやり方
手縫いで簡単!着てない着物をパジャマにリメイクする方法
浴衣寝巻きは一年中使えて快適に寝られます。
いつでも旅館気分でリラックスできるので、普段使いにとってもオススメ。
気になる方は、ぜひ試してみて下さい!