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投資信託を非課税で損せず特定口座からNISA口座に移動する方法

投資信託を非課税で損せず特定口座からNISA口座に移動する方法

投資信託を買うならNISA口座を使わない意味はありません。
NISA口座を使えば投資の運用益が非課税になるからです。

でも私が最初に投資信託を始める時、よく分からずNISA口座を開設しなかったんです。

そこで損せずにNISA口座へ今の投資信託を移動できるか考えました。
方法はありましたので、NISA口座以外で投資している方は参考にしてください。

この記事では、投資信託を非課税で特定口座からNISAに移動する方法について解説します。

・現投資口座の区分を「特定口座(源泉徴収あり)」から「特定口座(源泉徴収なし)」に変更する
・つみたてNISAではなく通常のNISA口座を開設する
・一旦解約してから全額NISA口座で新たに投資信託を買う

●方法はこの3ステップ

NISA口座への直接の移動はできないので、一旦解約してからNISA口座で新しく買う、という流れになります。

まずは現在の設定を確認し、特定口座(源泉徴収なし)になっているかを確認します。
私は特定口座(源泉徴収あり)になっていました。おそらくデフォルトの特定口座(源泉徴収あり)を選んでる方が多いでしょう。

楽天証券の場合はログイン後、右上の「設定・変更」から「基本情報」ページの下の方に講座に関する情報があります。
ここから「変更」をクリックすると、手続きは簡単にできました。

数日後、無事区分変更がされたとメールで確認。
ただし変更を行う年にすでに売却(現金化)してる場合は年内は変更できないので注意しましょう。

●つみたてNISAではなく通常のNISA口座を開設する

次にNISAの準備をします。
私はすでにつみたてNISA口座を作っていたのですが、つみたてNISAだと積立方式でしか使えません。
また選べる投資信託も限定されてしまいます。

そのためまとまった金額を一気に入れたい、同じ投資信託で運用したい、という場合は入金方式や商品に制限がない通常のNISAの方が適しているのです。

つみたてNISA⇆NISAの切り替えも同じ口座管理画面でできますが、こちらもすでに取引をしていると当年中は変更できないので注意。

変更には書類確認が必要とのことで申請しました。
口座の準備が整ったら元の投資信託を解約(売却)します。

そして、NISA口座で同じ投資信託を買い直せばOKです。

●一旦解約してから全額NISA口座で新たに投資信託を買う

ここで気をつけるのは、利益が20万を超えていないことです。
利益とは、その投資信託を買った値段−売った値段です。

利益が20万を超えると税金がかかるので特定口座(源泉徴収あり)のまま売却した方が良いでしょう。

ここでの20万とは、年間でそのほかの投資の売却益、年金収入、副業やアフィリエイトの収入を合計した金額です。
これらの収入がある場合は超えないように注意しましょう。

●まとめ

投資信託を非課税でNISAに移動する方法について解説しました。

・現投資口座の区分を「特定口座(源泉徴収あり)」から「特定口座(源泉徴収なし)」に変更する
・つみたてNISAではなく通常のNISA口座を開設する
・一旦解約してから全額NISA口座で新たに投資信託を買う

こえふ
元保険屋でシングルマザー。最近はマスクの弊害を伝える漫画を書いてます。生活コストの減らし方、節約・投資・保険・ミニマリストなどお金に関するお得な情報を発信中。
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