財布の寿命は3年は本当か?
「財布の寿命は3年」
「3年使った財布は金運が落ちる」
「二つ折り財布は金運が逃げる」
などと聞きますよね。私も以前はこのことを気にしていて3年を目処に財布を変えるようにしていました。
けれどミニマリストというライフスタイルや、お金に関するルールを学ぶうちにふと疑問に思ったのです。
「財布の寿命は3年」というのも、資本主義の罠なのではないかと。
この記事では財布の寿命は3年説について、私の意見を書いていきます。
・財布は大体3年でボロくなるので買い替えの背中を押す言葉
・財布の値段と寿命は関係ない
・財布の買い替えは3年にこだわる必要はない
●財布の寿命が3年の根拠
財布の寿命が3年の根拠は風水のようです。
一般的に財布の寿命は1000日で、年換算すると3年ということだそう。
寿命が過ぎると金運を呼び込むパワーが弱まるため3年で買い換えましょう。
常に新鮮な金運を呼び込むため、1年での買い替えが最もオススメともあります。
スピリチュアルな話や運気を気にする方はやはり3年くらいで買い換えるようですね。
ただ、運気を気にしない場合でも3年も経つと財布がボロボロになってくるため、
買い替えたくなる時でもあるよう。
つまり3年というのは運気の面でも財布の消耗の面でも買い替えに適した時期であるようです。
確かに普通の財布なら角のスレや傷が気になってくる頃です。
私が今までに財布を買い替えた時も「ボロくなってきたな…」
と思い新調したのがだいたい3年ごとでした。
●財布の値段と寿命は関係ない
「3年で金運がなくなる」というのは、ちょうど財布の痛みが気になり始めた頃に
新調するための背中を押す言葉でもあるなあと感じました。
ただここで重要なのは、3年で買い換える必要は必ずしもないということです。
使えるならずっと使えば良いのです。
買わないのがいちばんの節約ですから。
ボロボロなのが気になるなら、3年程度でボロボロにならない財布を選べば良いのです。
とはいえ、財布にそんなにお金をかけたくないという人もいます。
でも、財布の消耗と値段はあまり関係ないと思います。
高級ブランドの財布でも合皮なら角がめくれやすいし、安くても本革の財布なら10年位は壊れず余裕で使えるはずです。
つまり、財布の値段ではなく素材や使い方が重要なのです。
●3年経っても消耗しない財布とは
やはり本革であることが第一条件でしょう。
一部の布製の財布を除いて、ほとんどの財布は革製です。
ただチャックがついているとその部分が壊れやすいようです。
ラウンドファスナー財布というタイプですね。
個人的にはチャックがついてると厚みが出るし、デザイン的にもスマートじゃないので選びません。
チャックがないと中身が出そうで心配、
という場合は中身を入れすぎなのかもしれませんね。
レシートやカードで財布がパンパンになっていると
財布の消耗も早くなるし無駄遣いものとです。
ちなみには私は財布にポイントカードは入れません。
基本的にポイントカード自体作らないのですが、薬局や食品のカード類は車の中に置いています。
買い物に行く時は車を必ず使うからです。
素材も大切ですが丁寧に使えば寿命は伸びます。
小銭はこまめに使う、レシートやカードは整理するなど、
入れすぎないようにする工夫も大切です。
●本革と合皮の違い
皮には本革と合皮があり、それぞれ特徴があります。
本革…丈夫で長持ちだが高価。寿命は10年程度。
合皮…劣化が早いが安価寿命は3年程度。
ワゴンセールなどで売られている安物の財布やプリントのあるものなどはほぼ合皮の財布です。
手触りがビニールっぽいため触るとすぐにわかります。
素材のポリウレタンが時間とともに空気中の水分と結合し、使わなくても劣化します。
そのため製造から3年が寿命と言われます。
ただし加工がしやすいためデザインが豊富で価格もやすいというメリットもあります。
財布のファストファッションといった感じでしょうか。
私が今使ってる財布の前はずっと合皮でした。
デザインを楽しむなら合皮が適していますが寿命が短いことは覚悟しておきましょう。
それに対して本革は天然素材で通気性がよく、手触りがとても良いです。
使うことで手の脂が染み込んで滑らかで柔らかくなります。
見た目も色に深みが出て、味わい深い色合いになります。
こうした経年変化を楽しめるのが本革の良いところです。
ただし合皮と比べてデザインのバリエーションが限られるため、シンプルなものが多いです。
価格は合皮より高いのですが、一万円未満で買える本革財布もたくさんあります。
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●財布の購入平均額は、1万円未満が57%
財布の購入価格が気になったので調べると、
年代や性別に関係なく57%が一万円未満ということでした。
やはり財布にあまりお金をかけたくないという人が多いようですね。
私も同意見です。
調べると、本革でも一万円以下のものはたくさんありました。
逆に、合皮でも一万以上する財布はたくさんあります。
同じ一万円でも本革は素材に、合皮はデザインにお金がかかってることがわかります。
財布は本革の丈夫なものを選ぶことで10年でもそれ以上でも使うことができます。
「短期間で新しいものを使いたい」
というのでなければ、同じものを長く使うことで愛着も湧くし、節約にもなります。
●財布の買い替えは3年にこだわる必要はない
ということで、「財布は3年で買い換える」というのは
あまり気にしなくて良いということがわかりました。
「最も良い買い替えの時期は一年ごと」
というのもよく見かけましたが、これは完全に消費を促す企業の罠ですね。
見えない金運よりも、実際に使えるかどうかを重視する方がよほど大切です。
自分が使いたい財布を選んで、大切に使いましょう。
・財布は大体3年でボロくなるので買い替えの背中を押す言葉
・財布の値段と寿命は関係ない
・財布の買い替えは3年にこだわる必要はない