毛玉のできる原因と対策/たった1つ気をつけるだけで劇的に毛玉が減る
服や寝具など衣類の毛玉に悩んでいませんか?
買って間もないのにすぐ毛玉ができてしまたり、
毛玉カッターを使ってもなかなか取れなかったり…お気に入りに毛玉ができるとショックですよね。
毛玉ができるのは衣類を使う以上仕方のないこと!
と諦めていませんか?
でも、毛玉ができる原因は着用によるものではなく、素材にあるのです。
素材が何であるかが重要なので、価格は関係ありません。
だから高くてもすぐ毛玉になる、安くても全然毛玉にならない、ということがあるのです。
私も以前は衣類にすぐ毛玉ができる問題に悩んでいたので、
徹底的に調べて対策をした結果、今では毛玉に悩まされることはほとんどなくなりました。
そこでこの記事では、毛玉のできる原因と対策について紹介します。
・基本的に化学繊維は毛玉になりやすく、天然繊維は毛玉になりにくい
・化学繊維は毛玉ができると取れにくく、天然繊維は毛玉ができても取れやすい
・衣類や寝具を買うときには、「素材」を必ず確認する
・代表的な化学繊維はポリエステルやアクリル、天然繊維は綿や麻
簡単な天然繊維と化学繊維の覚え方
・普段着や下着は漢字が天然繊維、カタカナが化学繊維
・ニットやセーターは「アクリル」を避ければOK
・化学繊維との混合繊維は避ける
●毛玉の原因は摩擦と素材にある
毛玉ができる直接的な原因は摩擦や静電気によるものですが、同じように着用していても服によって毛玉のできやすさに違いがあります。それは、素材が化学繊維か天然繊維であるかどうかの違いです。
化学繊維は生地の強度が強く、繊維が絡まっても解けたり毛玉が千切れたりすることがないためずっと残るからです。
逆に天然繊維は生地の強度が弱いため繊維が絡まっても解けやすく千切れやすいため、
毛玉になりにくいのです。強度が弱いというと心配になりますが、実際は簡単に破れたりしないので安心してください。
ユニクロなどで綿100%のTシャツやシャツはよく売っていますが、
破れることってあまりないですよね?
つまり毛玉を防ぐためには服を買う際に必ずタグや品質表示をチェックして、綿100%、麻100%などの天然繊維を選ぶようにすれば良いのです。
たったこれだけで、劇的に毛玉に悩まされなくなります。
●各種混合繊維に注意
ただしよくあるのが綿75%、ポリエステル25%などの混合繊維です。
基本的には化学繊維の比率が高くなるほど毛玉ができやすくなります。
私の場合は子供服など循環の早いものは5%位までなら許容範囲にしています。
頂き物などでたまに混合繊維の服を使うこともありますが、やはり毛玉ができやすいなと感じます。
混合繊維だと毛玉だけでなく静電気が起きやすかったり、通気性・吸湿性が低く蒸れて着心地が悪かったりするので基本的に避けるようにしています。
ただし綿50%、麻50%など、天然繊維同士の混合繊維であれば問題ありません。
●主な天然繊維と化学繊維の種類
天然繊維…綿、麻、絹(シルク)、羊毛(ウール)、アルパカ、カシミヤ、アンゴラなど
化学繊維…ポリエステル、ポリウレタン、ナイロン、アクリル、レーヨン、キュプラなど
こんなにたくさん覚えられない!と思ったら普段着や下着なら漢字が天然繊維、カタカナが化学繊維と覚えれば良いです。
そしてニットやセーターならなら「アクリル」を避ける、と覚えましょう。シルク(絹)の服を選ぶことはあまりないし、ニットではアクリル以外はほとんど天然繊維であるウールやカシミヤだからです。
これらを選ぶ際にも、化学繊維との混合繊維はなるべく避けましょう。
|
●靴下だけは消耗品と割り切って買い換える
天然繊維が毛玉になりにくい、といっても靴下だけは綿や麻100%のものを見つけるのは難しいです。市場でもほとんど出回っておらず、高級品です。
靴下は摩擦が強くなりますが、天然繊維のみだと強度を上げるのが難しいためです。
これだけはもう消耗品と割り切り、あまりにも毛玉が目立ってきたら買い換えましょう。
毛玉の前に穴が空いて買い替えることもありますが。
タイツやストッキングなども同様です。ネットで綿100%のレッグアイテムを探すとそこそこヒットするので利用しても良いですね。
|
●毛玉のできた布団カバーは肌触りが悪くなり睡眠の質が下がるので注意
生地のことをよく知らなかった頃、買ったばかりのお気に入りの布団カバーがすぐに毛玉だらけになり、とても寝心地が悪く嫌な思いをしたのを覚えています。
布団カバーや敷きパッドもポリエステル100%やポリエステルとの混合が多いので気をつけましょう。激安品や、キャラクターのプリントものなどに多いです。
睡眠の質を上げるには浴衣寝巻きがオススメです。
季節を問わず綿100%で蒸れずに快適に着られます。
詳しくはパジャマに最適!浴衣寝巻きでリラックスと快眠をゲット
●毛玉ができた時の取り方
天然繊維を選んでも、セーターなどのニットだけは毛玉ができやすいです。
ただし天然繊維は毛玉ができても簡単に取ることができます。ハサミで切る、毛玉カッターを使うなどの方法がありますが、私は専用の毛玉取りブラシを使っています。
浅草アートブラシの品で、高島屋の実演販売で買いました。
ブラシについた毛玉をとるクリーナーとセットで4,000円位しましたが、ネットだとこちらが送料無料で一番安かったです。
|
愛用のカシミヤストールやアルパカニットを長く綺麗に使うために買いましたが、とっても使いやすいです!
で、やってみるとわかるのですがカシミヤやウールは数回撫でると取れるのですが、アクリルは全くとれません!
何度も何度もこすれば微妙に綺麗になったかな?くらいにはなるのですが、着用ですぐ毛玉だらけになります。あまりにも労力に見合わないので素直に捨てた方が良かったです。
●アクリルニットは使い捨てと割り切る
アクリルニットは安価でデザイン豊富のためよく目にします。
ただ毛玉になると綺麗に取るのはほぼ不可能のため、長く使おうとせず
使い捨てと割り切って購入するのはアリだと思います。
ニットはかさばるので1シーズンごとに使い捨てにすれば、収納スペースも節約できてミニマリストにも嬉しいですね。すぐにサイズアウトする子供用のニットも、安価なアクリルでも良いかもしれません。
●価格やデザインだけでなく、品質にも目を向ける
衣類に毛玉ができないようにするには、「天然繊維の服を選ぶこと」たったこれだけです。
私はこのことを知り、衣類の購入時には必ず素材をチェックするようになりました。
すると毛玉に悩まされることはなくなりました。
また気づいたのは、市場に出回っているのは化学繊維100%や化学繊維との混合繊維が圧倒的に多いということです。
化学繊維は原価が安いので、製品の価格を下げたり企業の利益を上げるために大いに利用されているんですね。
つまり素材の表示を見ないでデザインや価格だけで服を選ぶと、毛玉のできやすい化学繊維を選ぶ可能性が高くなるということです。
また毛玉のできやすい服は静電気が起きやすく、肌の乾燥やかゆみの原因にもなります。
あったか下着で有名な有名なヒートテックも化学繊維100%です。乾燥やかゆみに悩んでる方は素材を見直してみるのも良いかもしれませんね。
毛玉のできやすい服は静電気も起きやすいです。
つまり毛玉のできにくい服を選ぶことは静電気も防ぎ、快適さを手に入れることができます。
詳しくは静電気の起きない冬服選び
●まとめ
衣類に毛玉ができないようにするには、「天然繊維の服を選ぶこと」
毛玉のできる原因と対策
・基本的に化学繊維は毛玉になりやすく、天然繊維は毛玉になりにくい
・化学繊維は毛玉ができると取れにくく、天然繊維は毛玉ができても取れやすい
・衣類や寝具を買うときには、「素材」を必ず確認する
・代表的な化学繊維はポリエステルやアクリル、天然繊維は綿や麻
簡単な天然繊維と化学繊維の覚え方
・普段着や下着は漢字が天然繊維、カタカナが化学繊維
・ニットやセーターは「アクリル」を避ければOK
・化学繊維との混合繊維は避ける