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静電気の起きない冬服選び

静電気の起きない冬服選び

10月ですね。
ニットや厚手のボトムスが活躍する季節はもうすぐです。
暖かな服で防寒するのは気持ちもほっこりしますが冬には困ったことがあります。

それは…静電気!

車や指同士が触れたとき、バチンとなるイヤな静電気。でも実は、痛いだけでなくウイルスやホコリを寄せ付けて病気やアレルギーの原因にもなるのです!

つまり静電気を防ぐ冬服選びをすることが風邪予防にもなるわけですね。
なんか意外ですよね。私も調べてて驚きでした!

ということで、この記事では静電気の起きない冬服選びについて紹介します。

●静電気の起きる原因と体に及ぼす悪影響

ドアノブに触れたり、セーターを脱ぐときにバチバチ痛い静電気。
冬は特に静電気が起きやすくなりますが、これは気候や肌が乾燥しているためです。

皮膚や空気に水分が含まれていれば、水分を通して空気中に電気が流れるため静電気は起こりにくくなります。乾燥していると静電気が起こりやすいのはこのためです。

静電気が起こると痛いだけでなく人体に様々な悪影響があります。

・ウイルス、細菌、ダニ、ホコリ、花粉などの浮遊物質を引き寄せアレルギーや病気の原因となる
・静電気の刺激により血糖値上昇やビタミンC、カルシウムの流出が起こる
・帯電により筋肉が硬直し、肩こりや疲労、睡眠不足の原因となる

直接的な被害としてはやはりアレルギーや病気の原因になるということに注目です。
衣類の知識を持って静電気の起きない組み合わせを選ぶということは、インフルエンザなどの感染症の予防にも繋がるということです。

個人的には花粉症なので花粉のシーズンは綿のニットを着るようにしています。

●静電気の起きるメカニズム

この世の物質は全て、プラスかマイナスの電気を持っています。

プラスに帯電しやすいものとマイナスに帯電しやすいものが密着すると
電気が流れて刺激となります。これが静電気の放電です。

プラス同士、マイナス同士であれば電気の動きはありません。
人体はプラスに帯電しやすいです。金属はマイナス電気を持っているため静電気が起きやすいのです。

●衣類の素材を理解して静電気を防ぐ

衣類も素材によってプラスかマイナスの電気を持ちます。人体はプラスなので、衣類もプラスに帯電しやすいものを選べば静電気は起こりにくくなります。

プラスに帯電しやすい→皮膚、麻、綿、絹、ナイロン、レーヨン、羊毛(ウール)、カシミヤ、髪の毛

マイナスに帯電しやすい→金属、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン

基本的に天然繊維はプラスの電気を帯びやすいため静電気が起こりにくく、化学繊維はマイナスの電気を帯びやすいため静電気が起きやすいです。

つまり人体はプラスのため、天然繊維なら静電気が起こりにくく化学繊維は静電気が起こりやすいということになります。

問題は冬服にはアクリルのニットやポリエステルのコートなど、化学繊維の衣類が多いということです。またウールのコートやジャケットを来ていても、裏地がポリエステルということはよくあります。ホコリや髪の毛がコートやジャケットにくっつくのはこのためです。

ウールのコートやジャケットを買う際には裏地がキュプラのものを選びましょう。
キュプラは化学繊維ですが、ウールに対して静電気を帯びないためです。

市販のマフラーや手袋、帽子などにはアクリル製が多いため、買う前に品質表示を確かめることが大切です。カラフルな色やプリントがあるものはアクリル製が多いので気をつけましょう。

●静電気対策は毛玉対策にもなり一石二鳥

毛玉のできる原因と対策/たった1つ気をつけるだけで劇的に毛玉が減るでも書きましたが、毛玉ができる原因は摩擦と素材にあります。

天然繊維であれば毛玉ができにくく、できても取れやすいので長く着れます。
逆に化学繊維は毛玉ができやすく、できても取れにくいのであっという間に毛玉だらけになってしまうのです。

毛玉のできにくい、取れやすい素材は綿、麻、ウール、カシミヤ。
毛玉のできやすい、取れにくい素材はポリエステルやアクリルです。

静電気対策と毛玉対策は同じ天然素材を選ぶということで解決できます。

●ネルシャツと綿ボトムスが基本

天然素材で冬服を選ぶ場合、トップスはウールやカシミヤのニットを選びます。
中にはフランネル素材のシャツなどを合わせると暖かいです。

フランネルとは綿を起毛させ保温性を高めた素材です。元が綿なので通気性、吸湿性に優れ毛玉もできにくいです。この時期になるとユニクロなどでもフランネルシャツが豊富に発売されるので選ぶのも楽しいですね。子供服も豊富なのが嬉しいです。

ボトムスを天然素材で選ぶとコーデュロイやデニム生地が良いですね。ユニクロでもコーデュロイ生地のスカートや綿のパンツがお手頃価格で揃っています。

これらは厚手の生地で暖かいですが、冬場は乾きにくいのが難点です。対策としては、夜から干す・暖房の風を当てる・空間を開けて干すという方法があります。

着心地の良さと静電気対策をしつつ乾きやすさを両立させるため、私は冬用のボトムスはこちらの厚手リネン100%スカートをはいています。

リネン(麻)は天然素材の中で最も乾きやすい素材です。
リネンというと夏のイメージですが、通気性・吸湿性が高いため冬でも快適なんですよ。こちらはリネン独特の固さもなく、とても柔らかくて使いやすく愛用しています!

ちなみに冬になるとよく見かけるフリースはポリエステル100%です。
静電気や毛玉がとても発生しやすいため買うなら理解しておきましょう。

もこもこ素材のパジャマは一見暖かそうですが毛玉や静電気の原因となり、蒸れます。そのため私のオススメは、綿100%の浴衣です。通気性吸湿性抜群で冬でも暖かく着られます。

詳しくはパジャマに最適!寝巻き浴衣でリラックスと快眠をゲット

●下着は冬でも綿100%が基本

静電気を防ぐには、下着からマフラーまで身に付けるもの全ての素材で
ポリエステルやアクリルを避けることも大切です。

冬場によく見かけるヒートテックなどの発熱下着は化学繊維です。素材を見ると38% ポリエステル,32% アクリル,21% レーヨン,9% ポリウレタンとあり、静電気予防の観点からはおすすめできません。

綿100%やウール100%の下着は市販でも見つけやすいしそんなに高くもないので
素直に綿100%にしましょう。通気性・吸湿性・毛玉のできにくさの点でも綿100%が優れています。

●オススメの天然素材冬物

毛玉予防や静電気対策に天然素材が良いことはわかったけど、いちいち表示を見るのは大変!という方はネット通販がオススメです。

こちらのニット帽はウール100%で送料入れても4,000円以下とお手頃です。
落ち着いた色合いが展開されているので、男女問わず使いやすいですね。

帽子ならウールで良いのですが、マフラーだと直接肌に触れるためチクチクが気になるという方も多いのではないでしょうか。

そんな方にはこちらのカシミヤマフラーがオススメです。

色柄も豊富な20種類から選べるので老若男女問わず家族みんなで使えますね。

●まとめ

静電気の発生しにくい冬服選びについて解説してきましたが、いかがでしたか?

大人はもちろん、特に抵抗力の弱い子供はウイルスやアレルギー物質からしっかり守ってあげたいものです。

・静電気の起きやすい服はアクリル、ポリエステル
・静電気の起きにくい服は綿、麻、絹、ウール、カシミヤ
・コートやスカートの裏地や下着、マフラーなど全身静電気の起きにくい素材に揃えることが重要

ただし全身天然素材で揃えようと思うと基本的には割高であったり品揃えが少ないという問題があります。

でも、天然素材の服は静電気や毛玉ができにくいだけでなく着心地も良いため長く着ることができます。

一度に揃えようと思わず少しずつシフトして行けばお財布にも優しいはずです。
今後の冬服選びの参考になれば幸いです。

こえふ
元保険屋でシングルマザー。最近はマスクの弊害を伝える漫画を書いてます。生活コストの減らし方、節約・投資・保険・ミニマリストなどお金に関するお得な情報を発信中。
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